
社員インタビューVol.02
全社一丸となって技術・品質を追求。仲間とトライアンドエラーを繰り返し、“三世代続く” 医療機器の開発を目指す。
PROFILE
- JOB技術職
- GROUPメディカル事業統括本部 ブランドビジネスユニット 製品開発グループ EVTセクション ガイドワイヤー開発チーム
- 入社年2021年

入社後すぐにプロジェクトの立ち上げに参加。
大学で高分子系の新材料について研究する中で、研究したものが実際に使われるような製品開発の仕事に興味が湧いてきました。朝日インテックを知ったのは、就職活動時によく見ていた就活系の動画から。創業から現在に至るまで、独自の技術で躍進し続けているストーリーに惹かれ、就職するなら「ここだ!」と確信。採用が決まったときは、迷わず入社を決めました。
現在の仕事内容は、EVT治療(末梢血管治療)の領域で用いられるガイドワイヤーの開発です。入社直後からプロジェクトに参加させていただき、初めはガイドワイヤーの新製品立ち上げの基礎検討からスタートしました。今では、コンセプトに対して満足する設計を構築し、薬事申請、社内レビューを経て上市間近まで進んでいます。
チームに配属されて最初の驚きは、開発スピードです。ガイドワイヤーは試作から評価まで早くて1週間程度で完了します。製品性能を向上させるために、短いスパンで何度もトライアンドエラーを繰り返すエンジニアリングの経験が、今の私の財産になっていると感じています。課題に対して粘り強く、そしてスピーディーに対応することを求められる環境こそが、朝日インテックの強みであると身をもって知りました。

課題に対して実直に取り組む姿勢が成功へと導く。
プロジェクトを進めていくと、日々さまざまな課題にぶつかります。
過去には、プロトタイプの製品性能を確かめるため、ドクターにタッチ評価をしていただく際、評価中に試作品が壊れてしまったことがありました。
設計の想定を超える手技方法に、製品が耐えられず壊れてしまいました。自信のあった試作品だったのでショックでしたが、この経験がより良い製品をつくる糧に。
すぐにそのドクター特有の手技を分析し、チームで何度も改善を試みました。求められる耐久性を担保するために、複雑な構造を何度もトライしたのですが、なかなか上手くいきませんでした。しかし、チームは諦めきれず、最後の最後で原点に立ち返ったシンプルな加工方法を取り入れたことで、なんと成功したのです。
技術や品質を追求するという風土が会社全体に根付いて、簡単に諦めないものづくりの精神が課題解決へと導いたのだと思います。また、プロトタイプをさまざまなドクターに実際に評価してもらえる環境に恵まれていることも、朝日インテックがより良い製品を世に出していける源になっていると感じています。
開発に携わった医療機器が、ゆくゆくは量産化され、臨床現場で実際に使われている様子を見られるよう、これからも品質・製品性能の向上を図っていきたいです。

開発した医療機器を次世代に残していけるように。
チームメンバーは総勢20名で、私と年齢の近い若手ばかりです。若手が多いことから、エンジニアとして必要な経験を早期に幅広く積むことができる環境があります。また、世により良い製品を送り出すという同じ目標に向かって、みんなで日々努力し続けられる環境が築かれています。
上司にも気軽に相談しやすく、いつも的確にアドバイスをしてくださいます。以前も、設計の上でトレードオフになってしまう難しい課題へ「どのようにアプローチするか」という迷いが生じた際、「自分や家族の治療でその製品を使用する際にどちらが良いかという視点を大事にするといい」と教えてくださいました。すごく納得しましたし、自分の中で大切にしている考え方です。
私の夢は、自分の子どもや孫の代まで残るような製品を開発することです。長く残るということは、それだけ良い製品の証でもあります。
そのためにも、実際に製品が使用される視点を大事にしながら、チーム一丸となってより良い製品を開発できるよう努めていきたいです。

医療を基礎から学べるフォローアップ体制。
ものづくりが好きで飛び込んだ、医療機器の研究・開発の世界。現在作っているのは、ガイドワイヤーという一つのジャンルのみですが、将来的には世に出ていないデバイスで未解決の臨床問題や、社会問題を解決できる製品を開発できればと思っています。
朝日インテックへの就職を考えている学生さんの中には、医療について専門的に勉強していない方もいることでしょう。会社には同じような過去を持つ仲間がたくさんいますし、私もそのうちの一人です。医療に詳しくなくても万全なフォローアップ体制が用意されており、誰もが活躍できるフィールドが広がっているので安心してください。
まずは学生生活を楽しんでいただき、その中で自分だけの武器を見つけておくと良いかもしれません。武器を磨くことによって、朝日インテックで活躍できる幅がさらに広がっていくと思います。私自身も模索中なので、今後は自分の強みを見つけて伸ばし、業務に活かしていきたいです。
